走りが楽しいオススメ中古スポーツカー3選【国産車編】

2023年1月11日

86

なにはともあれ、サーキットを走るにはクルマが必要です。じつはどんなクルマであってもサーキットを走るのは楽しいものですが、せっかくだったら走りのいいクルマ、発展性のあるクルマを選びたいものです。そこで今回は車両本体価格200万円で買える、サーキット向けの走りが楽しい国産中古車を紹介していきます。

やっぱり走りを楽しむならFR!…「トヨタ 86/スバル BRZ」

「マツダ ロードスター」もリーズナブルで楽しいFRなのですが、オープンカーということもあり、サーキットを走るにはロールケージが必要であったりと少々面倒な部分もあります。また、荷物もあまり積めず、タイヤ4本を積んでひとりで走りに行くということができません。

86

こうした点を考慮すると中古車相場は高めとなるものの、「トヨタ 86」と「スバル BRZ」がFRモデルとしておすすめとなります。

BRZ

現行モデルはかなり相場も高いので、先代モデルをチョイスします。300万円程度の物件も多いという相場ですが、200万円ギリギリやそれよりもリーズナブルな物件もあります。86とBRZだと86のほうが3倍程度の流通台数で選びやすくなっています。

エンジンは200馬力のNA(自然吸気)となります。ミッションはATとMTが用意されますが、スポーティに走るのであればMTのほうが楽しいでしょう。

BRZ内装

ATでステアリング操作に集中したいという面もあると思いますが、せっかくのFRでドリフトなどにも挑戦したいという気持ちがあるなら、クラッチで駆動をカットできるMTのほうがサイドブレーキターンなどがやりやすくなります。多くのグレードでトルセンLSDが標準装備されているのもうれしい点といえます。

これぞホットハッチ!…「スズキ スイフトスポーツ」

リーズナブルに楽しく走れるということならスズキのFFスポーツモデルである「スイフトスポーツ」が一番でしょう。

今回の企画は中古車で車両本体価格が200万円までとしていますが、スイフトスポーツなら、“現行モデルの新車”でも車両本体価格が202万8,400円と十分に射程圏内です。

スイスポ

現行モデルは中古車でも同レベルの価格帯となっていますが、登録済み未走行車も存在するので、いい物件が見つかると意外とお買い得なケースもありそうです。

現行モデルのエンジンは1.4リットルターボで140馬力となります。ミッションは6MTと、6ATの設定もあります。

スイスポ内装

先代モデルは136馬力の1.6リットルNAを搭載、ミッションは6MTのクロスレシオ(CVTの設定もあり)で、なかなかキビキビした走りをするモデルでした。

先代スイフトスポーツになると100万円以下のモデルを多数見かけるようになります。高めのプライスとなっているのはたいていカスタマイズされたモデルなので、装着されているパーツなどが自分の好みと合えば買い得感もあります。

スイスポシート

先々代モデルは先代モデルと同様の1.6リットルエンジンを搭載しますが、最高出力は125馬力と控えめで、ミッションは5MT(4ATの設定もあり)となります。さすがに先々代モデルとなると走行距離も10万kmに近いものが多くなりますが、価格は50万円程度が中心となるため、「サーキットを走るために買う」というならかなり買い得感があるモデルとなります。

ハイブリッドでサーキットを楽しむ…「ホンダ CR-Z」

ハイブリッドでサーキットを楽しむことなんてできるの? と思う方もいるかもしれませんが、実はあるんです。もう絶版になっていますが、「ホンダ CR-Z」はハイブリッドモデルながらミッションは6速のMTも設定されていました。

CR-Z

パワーユニットは、114馬力のエンジンと14kWのモーターを組み合わせたものでスタートし、2012年のマイナーチェンジでは、エンジンを120馬力にモーターを15kWに向上。このタイミングでバッテリーをニッケル水素からリチウムイオンに変更、リヤトレッドが10mm拡大されるなどしています。

駆動方式はFF。マイナーチェンジ前のモデルはキビキビと走る印象、マイナーチェンジ後はどっしり落ちついてグリップしていく印象です。

CR-Z内装

中古価格は100万円を中心に50万円~150万円に分布しています。楽しく走るのであれば、マイナーチェンジ前のモデルのほうが適しているので、よりリーズナブルに手に入れることができるでしょう。

MT推しではありますが、ATで走るのも楽しいモデルです。普段使いでの燃費のよさとサーキットでの楽しさを両立できるモデルといえるでしょう。

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写真:トヨタ自動車、SUBARU、スズキ、本田技研工業

諸星陽一
  • 諸星陽一
  • 自動車ジャーナリストとして専門誌やライフ誌での執筆活動をはじめ、安全運転のインストラクターも務める。1992年~99年まで富士スピードウェイにてRX-7のレースに参戦。セルフメンテナンス記事も得意分野。福祉車両の数少ない専門家の一人でもある。

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